THE ピンポンDRIVE! 31
「限界を超えた結果」
3週間後、新技はもう完成に近づいてきた。
でもここまでくるのが少し遅かった。東部予選の大会に間に合わなかった。
しかし神長中は3位という結果。結構ぎりぎりの試合だったそうだ。
予選リーグの星水中(せいすいちゅう)では3-2。
駿東予選(中体連)にはでれるようになった。
「予選会にはでれるようにしないと」
予選会まであと1ヶ月。次の大会は東部以外のところからも勝ち抜いてきた
中学校がある。その中から2校、県へいける。だから僕は絶対に今度こそ
チームの力にならないといけない。
「最後の練習だ」
最後の試練は試合に勝つこと。
相手は僕が回転を失うまえまでの力を持つ機械(分身)。
「この分身に勝てば成長していることになる。がんばれよ」
「ドライブとか普通の技しかできない自分に負けるかよ」
先攻は僕から始めることにした。
そして試合開始した。僕はYGサーブをだした。
もちろん相手はドライブで返してきた。いままでは速いと思っていた
ドライブが遅く見えた。
「おそい!」
来るコースは完璧に見えていた。いきなり新技ではなくドライブで返した。
分身のドライブの2倍ほど速かった。分身はまったく反応することができなかった。
「やっぱ弱いな」
次はナックルサーブをした。相手はカーブドライブをしてきた。
それもコースが見えた。
「そろそろいくか」
僕は新技を放った。相手はラケットに当てたがラバーが破損した。
「やりすぎたか」
相手のラケットはもう使えないから同じのと交換された。
そして分身はYGサーブをした。
今の自分のYGとは全然違かった。新技で返した。今回はラケットが破損した。
それからも新技を打っていき相手のラケットは毎回壊れていった。
それでも試合は続いていってすべて11-0で3セットとり勝った。
「もう十分だな」
「ああ。ありがとう坂名さん」
僕に教えてくれた人は英雄の坂名真具呂だった。
「ふん。県いってこい」
「県ではない。全国だ」
そう言って僕は立ち去った。
「確かにお前なら全国いける。だが他のメンバーがついていけるかな」
こうして僕の新技は完成した。
新章 未知編
次回 「県へ」