THE ピンポン! 23
「集中」
「くっあと一点なのに、集中しろ」
僕は精神を集中させた。まわりの歓声が聞こえなくなり卓球に集中できるようになった。
僕はYGサーブをした。いつもどおり逆横回転にかかっていた。
相手は突っつきをしたがネット。1セットとった。
「危なかった。こんなことで緊張するなんて」
そして2セット目相手のサーブから始まった。思ったとおりナックルサーブだった。
左右に振れたり上下に振れたりしていたが僕はボールをよく見てくるコースをよみドライブで
返した。完璧なタイミングだった。ボールはまっすぐ相手のコート内へとバウンドしてすごい速さで
向かっていった。相手はまったく反応できていなかった。
「よし!」
僕はこれからも点を取っていった。2セット目は11対0でラブゲームだった。
3セット目もドライブが絶好調で11対0だった。まず1勝した。
「なんだったんだろう1セット目は。集中力が足りなかったのかな」
「まあいいや」
僕は待機所へもどった。
そのころ別のコートでバンデージが試合をしていた。
相手は黒富中の副部長、墨黒 漸(すみくろ ぜん)だった。
その試合は圧倒的だった。バンデージのカットは効かずドライブで打たれていた。
バンデージはドライブをしたが軽く打たれていた。バンデージは3-0で負けた。
そしてバンデージの卓球人生が終わった。
「あの人が3-0で負けるなんて」
1年生がびっくりしたように言っていた。
球台も伏室も他の台で試合をしていた。球台は相手のサーブのときに
注意をしたり、卑怯な手を使って勝った。伏室は3-2でぎりぎり勝った。
木野下先輩は途中から部活を始めたから力不足で負けてしまった。
鷹威先輩は2-3のおしいところまでいったが負けてしまった。
他の先輩は全員勝った。
雷牙は3-0で一点も取られずに勝っていた。
「やはりやるな雷牙。今度こそ俺がお前を倒してやる!」
次回 「ドライブの異変」