淋しいのはお前だけじゃない

きのうはなんか大変心地のいい日だったな。
毎日毎日イライラするし、腹の立つこともしょっちゅうあるし。前向きな気持ちよりも後ろ向きな気持ちのほうが断然多いのがあたり前の毎日だけど、ひとつの舞台でこうも気持ちが軽くなるのかと思うと、ほんといい職業なんだな、と。
”いざって時のために前もって決めとかなきゃいけない。選択のときは突然やってくる。決めとかないから選択を間違える”
赤坂アクトで『淋しいのはお前だけじゃない』を観ました。
1982年に放送されたテレビドラマの舞台版。
ほんといい舞台を観たって感じ。
なんかね、グーッとはまりました。
上演時間は休憩込みの３時間半。まったく長いと感じない。お話しもぜんぜん難しくない人情劇。
中村獅童さんとてもいいんすわ。観ててご本人の人柄までが見えるようでいいんすわ。舞台の上でグッと腰の据わった感じがいいんすわ。他のキャストもとてもいい！
あと、お客さんもいい。
意外と年配の方が多いんだなと思ったけどそれがまたいい。
大衆演劇の話なので獅童さんが見得を切ったときや幕切れの寸前など客席からかけ声が入る。
２幕後半には客席がひとつになってました。
久々に、もう１回観たいなと思う舞台です。
こういうの出たいわー。
東京は今月の２６日までで。