明日への遺言

『明日への遺言』ただいま公開中です

思えば撮影は去年の夏頃　釣りバカ日誌のロケを終えて　同じ事務所の高と小豆畑と一緒に最終近くの新幹線に飛び乗り　東京に着くなり朝までやってる渋谷の美容院に向かいました　
当時の法廷の資料写真を美容師さんにそれぞれ見せて今ではある意味新しい髪型にしてもらいました

その後みんな家に送ってもらい仮眠して朝６時にはスタジオ入り

僕らは遅れて参加したので　すっかり出来上がった法廷のセットと空気にまず驚きました
セットも衣装もスタッフさんも機材も　さすが黒沢組といった感じです


その日から連日裁判が始まり　毎日入れ替わりでいろんな方が証言に来ます
僕は被告席から皆さんの証言を聞いていました　
被告達の耳にはヘッドフォンがかけられ検察や裁判官の言葉を実際に同時通訳しています

傍聴席にも被告達それぞれの家族や友人の設定の方々がいて　それぞれの想いで法廷を見守っています　
僕の家族も毎日来てくれていました　



思い出に残っているのは被告人全員との入浴シーン
みんなバスタオル一枚で肩を寄せ合ってセットの外で待ち　狭いお風呂で洗い合い　笑い　歌い　泣きました

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