zerofilledは小生マサトが、、企画、プロデュース、ディレクション、製作、営業、販売とほぼ1人で行っているのですが、製作スタッフに、あみちゃんという女性がアシスタントとして働いてくれております。
このあみちゃんなのですが、文句ひとつ言わず小生が指示した仕事を黙々とこなしてくれます。
腕は確かで、特に縫う、編むに関しては小生よりも早く、そして丁寧な仕事をします。
ついでに、掃除、炊事、洗濯と小生の身の回りの事もやってくれており、住み込みで働いてくれているのです。
世間一般でいうところの婚姻関係にあるわけです。
しかし、彼女はレザークラフトには興味ありません。
頼んだ事はちゃんとやってはくれるのですが、出来上がりに興味がなく、小生が「これどうかなあ?」と尋ねても、「いいんじゃない。」と感嘆のない声で答えます。
バイクにも興味がないし、おまけに小生の事にも興味がありません。
たとえば小生、いつも晩御飯の時、缶ビールを2本飲むのですが、先日3本目が飲みたくなっておねだりする時に、
「今日は飲みたい気分で・・・」 と小生が言うと、何も聞かずに3本目のビールを冷蔵庫から取ってくれました。
これは優しさなのか?と思った小生は、
「ちょっと忘れたいことがあってな・・・」
彼女は感嘆のない声で、「ふ~ん。」 ・・・まだ何も聞かない。
小生 「今日、親友の命日で、墓参りに行ってきてな・・・」
彼女 「ふ~ん。」 んんん、、、まだ聞かない。そろそろ何があったか聞けよ。
小生 「したら、そいつの妹も墓参りに来てて、顔見るなり、二度と来るな!!って、水ぶっかけられた・・・」
彼女 「ふ~ん。」・・・
いや聞いてよ何があったか!どんだけ興味ないの!?
まあ、もうかれこれ10年以上小生のアシスタントをしているので、しょうもない作り話と解っているからなのでしょうがね。
そんな彼女なので、出会ってから今まで一度もケンカしたことがありません(なんせ小生に興味がありませんから)。むしろ彼女が怒ったところを見たこともありません。
そうです。彼女もまた、小生と同じ無気力人間なのです。
ですが、時々思います。
なぜこの女性は、小生のような不細工な顔面ひっさげた、どうしようもない貧乏人と一緒にいるのだろうと。
他の誰かなら、もっと幸せな生活が送れたであろうに・・・。
昨日はそんなあみちゃんの誕生日だったので、ケーキと花を買ってきました。
ある時から2年に1歳しか歳をとらなくなったと言い張る彼女も、誕生日は嬉しいようで、いつもの感嘆のない声ではありますが、「ありがとう。」 と言ってくれました。
「幸せかい?」 と聞くと、相変わらず感嘆も高揚もない声で、
「世界で一番幸せ。」 と。
、じゃあ小生は世界で2番目に幸せという事になりますね。


