舞台版「幕が上がる」チケット争奪戦
5月1日~24日の全26公演で、キャパは各900人(六本木ブルーシアター)だから、全部で23,400名のキャパがあるはずだが、かなりの入手困難。そもそも、ももクロのこれまでのライブとはチケット販売方法が大違いなのだ。
ももクロのライブは原則、所属事務所関連のスターダストチケットが販売。すべて抽選で、チケットは記名式。譲渡、転売絶対不可であり、一般客には写真つきの身分証明書提示が要求される。
そしてファンクラブ会員には顔認証まで導入される厳しさ。規則を破ってオークションで売買した者は、どうやって調べるのかブラックリストに載せられ、会員更新やイベント参加を拒否されたりしている。
一方の舞台。主催PARCO、チケット販売セブンチケットで、何が起きたか。順を追って説明しよう。
そもそも映画「幕が上がる」の前売券を買うと、舞台チケット購入予約権が抽選で当たるというキャンペーンがあった。舞台キャパの3分の1、約8,000人の枠。私は1枚しか買わなかったが、10枚、20枚買うモノノフ(ももクロのファン)はざらだった。
ここまではいい。
ところが、その結果がひどいことに。1人1枚しか当たらないのかと思いきや、当たる人には5枚、6枚と当たり、駄目な人は前売券を10枚買っても全滅というケースが頻発した。馬鹿か、ちっとは調整しろよという話だ。
さらに。原作者、平田オリザ氏主宰の青年団という劇団では賛助会員(みたいなもの)になって会費30,000円を払うと舞台「幕が上がる」のチケットが買えるという特典があった。一応、抽選ということにはなっていたが、結果は全当だったらしい。ブログには2%と書いてあったから、500人ぐらいか。
合計8, 500枚が消えたので、残りは約15,000枚。
そしてチケット発売開始の4月4日(土)を迎えた。これがまさかの先着順受付。開始時刻の午前10時には福岡のファンクラブイベント参加のため機上の人となっていたモノノフも多数。私はそれを見越して9時に福岡入りしてチケット獲得に備えたが、結果は惨敗。2時間近く空港待合室で死闘を演じたが、セブンチケットのサーバにつながらないまま売り切れとなってしまった。
さあ、この状況で何が起きるか。
ヤフオクなどのオークションでは数百枚の舞台チケットが出品された。だぶついたチケットを出したモノノフもいるだろうが、大部分は転売屋、いわゆるダフ屋の出品である。しかも今回のチケットは無記名という馬鹿っぷりなので、まさに転売屋さんやりたい放題。
モノノフには純真な人がたくさんいて、ファンサイトの掲示板にはオークションでは買うなとか買わないという投稿が多数。
私は今回に限っては、どうしても舞台を見たい人がオークションを利用するのはありかと考える。
そもそも売り方がずさん過ぎ。1人に何枚も当てる。一般販売で抽選を行わない。無記名なので本人認証を行えない...これでダフ屋祭りにならないと思う方がどうかしている。
結局、前売券を大量に購入したり、青年団に30,000円を納めた人が有利になっているわけである。オークションでお金を使ってチケットを入手するのと何が違うのだろう?
特に青年団経由の場合は会費30,000円とチケット代6,500円の合計36,500円を払わないといけない。この金額はオークションで売買されている3列目以内の相場である。青年団では席の位置に関する保証はない。
オークションのダフ屋にもいろいろあって、席の位置を明らかにしなかったり、はじめから10万円とかふっかける高飛車なヤツはみんなから無視されて、入札者ゼロのまま終わったりしている。
一方で、定価6,500円で出品開始のチケットが最終的に2万円になろうが、3万円になろうが、そこは需要と供給である。席さええり好みしないければ1万円前後が水準のようだ。
モノノフの方も1人で4回、5回と見に行く人など強欲としか思えない。他の人も見たいんだぞ。そんな人にオークション購入者を非難する資格なぞない。
という主催者、一部のモノノフが狂いまくっているこの状況においても、まだオークションは良くないとい言うのだろうか?
戦後の食糧難の時代にヤミ米を食べるのを拒否して餓死した裁判官がいたそうだ。その生き方、私には理解できない。









