【映画評】バクマン | もの申すブログ

【映画評】バクマン

投稿写真

【映画評】バクマン

Twitterで愛読させてもらっているコピーライターのひろのぶ氏は大絶賛している。
http://www.machikado-creative.jp/planning/17958/

私の感想はと言うと、途中までは無茶苦茶面白かった。正確に言うと、120分中110分はだ。

キャスティングが見事で、物を創る狂気とか漫画雑誌の裏側などがよく描けていたと思う。

漫画家のタイプに応じて、編集者が褒めるとか金で釣るなど、対応を使い分けているというのも面白い。そう言えば、筒井康隆に「養豚の実際」という短編があったなあ。あれは小説だけど。

おっ、これはとんでもない傑作か?と思いながら見ていたのだが、最後の最後で急に失速してしまった。作り手が投げ出してしまったのだ。

青春映画にありがちな「世の中、甘くない」というのをやりたかったのだろうが、あまりにも下手。流れからいって、現実は絶対にそうならないから。

あと、一般の人の映画評でも指摘されていたが、そもそも漫画週刊誌の連載をアシスタント無しでやるのは絶対あり得ないから。そこは見ながら違和感をずっと感じていたな。

それは、ともかく。

映画の印象はラストで4割が決まると思うので、そこが大幅に減点。星5のはずが3.5とか6になってしまった。

監督・脚本の大根仁氏は「モテキ」の時もそうだったが、話を広げるのは上手いのに、まとめるのが決定的に下手だ。

見に行って損はないと思うけど、何とも、もったいない1本でありました。