横町慶子「生命の泉は汝とともにあり」
昭和のモード雑誌から抜け出たような美しい女性がコケティッシュなダンスを踊る。
そう期待していた私が知った衝撃の事実。
横町さんは4年前に脳梗塞で倒れ、左半身が不自由になっていたのだ。うかつにも全く知らなかった。
リハビリで歩けるようにはなったものの、まだ左の手足は思い通りに動かない。かろやかに踊っていた横町さんが車椅子で登場した時は絶句した。神様、この美しい人に何をしてくれたのだと。
そこからのパフォーマンスは崇高、優美、壮絶。体の動くところをすべて利用して彼女は表現した。
泣けた。そして五体満足でありながら、いろいろ怠けている自分を心から恥じた。
