営業のタブー(1)ため息をつくな
ため息をつくな
ため息には二種類あります。声無しは別として、問題は「はあ」とか「あ~あ」という、声つきの方です。
くたびれた時、理不尽な目に遭った時、思わず出てしまう、これ。すると、聞きつけた同僚が興味深げに「どうしたの?」と尋ねてきます。あなたは、よくぞ聞いてくれましたとばかり、不平、不満、愚痴をとうとうと述べ始めます……。
悪いことは言わないので、やめておきましょう。ため息は事実上のギブアップを意味するものです。
思い返してください。まだ大丈夫、余力があると思っている時にため息が出たでしょうか?違うでしょう。もう駄目、勘弁と感じた時ではありませんでしたか?
だが、仕事なので、結局やらなくてはなりません。対応しなければいけません。いったんギブアップした気持ちを奮い立たせ、地の底に落ちた「やる気」を再び持ち上げざるを得ないことになってしまいます。
要はエネルギーの無駄なのです。この「絶望からの、しぶしぶ復活」をやると、相当くたびれます。そんな遠いところに「やる気」を追いやる必要はありません。せいぜい、ギブアップの寸止めでやめておきましょう。
具体的にどうするか?
ため息をつきたくなったら、まず心の中で思いっきり「ア~ア」とつきましょう。ここが世間の前向きスピリチュアル本と違うところで、私は心の中は無法地帯で構わないと思っています。律するべきは、あくまでも行動のみです。理由は後の章でお話します。
次に深く息を吸ったら、声を出さずにフーッと口から息を吐きましょう。これはため息ではありません。あなたが置かれた状況をいったん気持ちの上でリセットする儀式です。
ここで、以前お話した「呪文」を唱えることをお奨めします。
『今、できること?今、できること?』
ほら、次のアクションが、頭に浮かんできたでしょう?
ため息をついて、あなたのみならず、周囲をも不平、不満、愚痴のマイナスワールドに巻き込まないようにしましょう。日常生活においても応用可能だと思うので、ぜひお試しください。