動物病院は選ぶべし | もの申すブログ

動物病院は選ぶべし

実はほとんど身辺雑記は書かないのだけれど、これは記録に残しておきたい。動物病院についての話である。

うちの馬鹿猫は14歳で、これまで病気知らずだったのだが、昨年末からおかしくなった。それも始末の悪いことに、あっちこっちでお漏らしをしてしまうのだ。部屋中ベタベタで悪臭だらけ。家に帰ってくると、スーツ姿のまま、トイレットペーパーとトイレクイックルを手にまず掃除する毎日。ふだんから、わりと掃除を欠かさないぼくにとっては耐えられない生活だった。

これはさすがに病気かと、近所の動物病院へ連れて行った。いろいろ検査したが、原因わからず。心因性の病気じゃないかと言われる。初診料、尿検査、レントゲン、CTスキャン、触診、薬で15,000円の請求。財布へそんなに現金が入っていなかったので、猫を病院へ置いて近所のコンビニへお金を下ろしに行った。

もらった薬を飲ませると、多少はましになったが、お漏らしはやまず。尿道付近の筋肉を締める薬だとか。しばらくして、再び病院へ連れて行く。14,000円の請求。2回目もそんなに取られると思っていなかったので、またまた「猫質」を置いて、コンビニのATMへ向かった。正直、このまま逃げてやろうかという思いもチラッと浮かんだ。予定していない1万数千円の出費は、かなり痛い。

3回目も同じぐらいの金額を取られる。病状はたいして改善せず。それにしても、まったく結果に問題のない尿検査を毎回やることには、ちょっと不信感を持った。これ、単価1,500円の検査である。さらに、その尿検査をやるために先生が猫の腹を押すのだが、それも同じぐらいの金額が請求される。

合計で5万円近い金額が飛び、さすがにぼくの足も病院から遠のいた。猫のお漏らしは、ますますエスカレートし、ぼくが部屋にいる時もちょっと目を離すと、あっちこっちでやらかしている。ほとんどノイローゼになりそうだった。思わず保健所のホームページまで見てしまったが、さすがに10年以上一緒に暮らす相棒を死刑にできない。次に考えたのが猫用のケージ。死ぬまで閉じ込めておくかと思った。

それを通販サイトの買い物かごに入れ、注文ボタンを押そうとしたところで、猫と目があった。やはり可哀想だ。その前にもう1軒だけ、別の動物病院へ行ってみようかと思った。セカンドオピニオンを聞いてみたい。それで駄目なら、もうケージやむなしである。

で、2軒目の病院。再び行ったレントゲンとCTスキャンで、あっさり原因がわかった。

うちの猫、内臓脂肪がつき過ぎて脊椎を圧迫し、それで尿道のコントロールができなくなっていたのである。前のお医者さんも同じ画像を見ていたはずだが、そのへんの指摘は全くなかった。確かに最近、歩き方がおかしかったし、添付の写真を見てもらうと、座り方が妙で、猫の下半身がおかしいことがわかると思う。

代金も全然違った。初診料1,500円、レントゲン4,000円、薬2,500円で、合計8,000円しか(!)請求されなかった。CTスキャンも触診も料金は取られていない。さらに驚いたのが2回目。ちゃんと猫の診察をしてもらったのだが、代金は2週間の薬代3,000円のみ。そして、この薬を何日間か飲ませると、あっさりお漏らしはなくなってしまった。

ここまで違うものか、動物病院。ネットで獣医には藪医者が多いと書かれていたが、まさかの展開である。1軒目の診察はいったい何だったのか?医療技術と料金が、ありえないほどの差なのだ。保険制度がある人間の病院では考えられない。ちなみに最初の病院も先生は親切で、ナースも可愛かったが、それはまた別問題だ。

ペットを飼っているあなた。通っている動物病院が高いとか、病気がなかなか治らないとかだったら、迷うことなく、別の病院へも行ってみることをお薦めする。そこでは、1軒目の病院のことなど言う必要は無い。しれーっと、診察してもらえばいい。

ちなみに今回、自らの不摂生で飼い主に多額の出費を強いたうちの猫に対しては、「おまえ、小判でも掘って来て弁償しろ」と要求しているが、ニャーとしか返事しないのですな、これが。

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