ポテンツァって結局何なの❓原理と効果を皮膚科専門医が解説 | ゼロ皮膚科医院

ゼロ皮膚科医院

韓国ソウルの美容の中心地、江南(カンナム)に位置する
皮膚科専門医、ゼロ皮膚科医院です。

こんにちは。
 

あなたの肌の悩みが『0』になるまで

ゼロ皮膚科医院でございます。


弊院アメーバブログをご覧いただきありがとうございます。
 

 

最近皮膚科で行うレーザー施術も多く存在し、機械の名称も多様であるため

一体どんな施術が合うのかよくわからないという方々、いらっしゃると思います。

 

ポテンツァレーザーはその中でも関心度の高い施術のひとつです。

弊院でも日本からの患者さまの間で人気の施術でもあります。

 

しかしながら、前回の記事でもお話しした通り、

単に「最近みんなやってるから」ではなく

どのような原理でどのような皮膚に適切な施術であるのか

よく知っていただくことが先です。

 

本日は皮膚科専門医の視点から

ポテンツァレーザーについて知っておかなければならない核心部分をお教えいたします。

 

 

  Q1. 最近みんなしているポテンツァレーザー、詳しく知りたい!

 

 

 

「なんか最近ポテンツァっていうのが良いらしいから。」とお訪ねになる方がたくさんいらっしゃいます。

 

ポテンツァは簡単に言えば『マイクロニードル高周波』技術が適用されたレーザー施術です。

 

皮膚に極めて細かな針を挿入し、その針の先から高周波エネルギーを伝達することにより

皮膚の真皮層に熱による刺激を与えることができます。

 

それでは、なぜわざわざ針を用いながら高周波を伝達するのでしょうか?

 

それは、真皮の奥深い層まで『ターゲット刺激』を与えることができるからです。

 

肌は実は表面より内側がより重要です。

 

表面だけに刺激を与えては、深い傷跡や毛穴、弾力の低下の解決が難しいため、内部まで刺激を与える方式が必要になります。

 

ポテンツァの長所はまさにこの『深さの調節』が可能であるという点です。

 

皮膚の状態に合わせ針の深さやエネルギーの強度を調節することができ、

ニキビ跡、毛穴、小じわ、弾力低下など多様な問題を精密に扱うことができます。

 

 

  Q2. 一般的なフラクセルレーザーと高周波は何が違うの?

 

 

これに関しては質問を多くいただきます。

 

フラクセルは文字通り『レーザーを分けて』皮膚に細かく傷をつけ、その傷の回復する過程で皮膚の再生を誘導する方式です。

 

一方でポテンツァは針を利用し真皮層の内側に直接高周波エネルギーを与えるため表皮の損傷がほとんどありません。

 

つまり、皮膚の外面には傷が残らないまま内側を刺激し再生を誘導することができるということです。

 

高周波機械といっても多くありますが、大半は皮膚の外側から熱を打ってあげる方式ですので明確な深さの調節が難しく効率も落ちる可能性があります。

 

しかしながら、ポテンツァはマイクロニードルを通じて明確にエネルギーを伝達するため、望む部位のみに刺激を与えることができます。

 

 

  Q3. どのような皮膚に効果が一番ありますか?

 

 

 

ポテンツァの場合は、特にクレーター、毛穴の広がった皮膚、弾力の落ちた顔の中央部、ハリの落ちた肌に適切です。

 

特にニキビ跡(クレーター)は深さが一定ではないため単純なレーザーだけでは限界がある場合もあります。

 

このような場合はポテンツァの多層刺激が効果を発揮します。

 

また、皮膚が敏感でフラクセルのようなレーザー施術後に赤みが長く続いたり色素沈着のご心配がある方も表皮の損傷の少ないポテンツァが代案となりうります。

 

もちろん、皮膚の状態によって適切な施術は異なりうりますので、正確な皮膚診断の後に決定することが重要です。

 

 

  Q4. 施術後、回復はどれくらいかかりますか? 日常生活は可能ですか?

 

施術後保湿と日焼け止めは必須

 

 

実はポテンツァの長所のひとつが『ダウンタイムが短いこと』です。

 

針が入る施術ではあるので若干の赤みやかゆみ、まれに微細なかさぶたのようなものが生じる場合はございます。

 

しかし、ほとんどの場合は1~3日もすれば目に見えるような赤みは治まります。

 

化粧も翌日には可能な方が多いです。

 

もちろん、皮膚タイプやコンディションにより回復速度に少しずつ差はあります。

 

施術後には保湿と紫外線対策だけしっかりしていただければ大きな問題なく自然と回復します。

 

皮膚が敏感であったり特別なご予定のある方は事前にご調整いたしますので、お気軽にご相談ください。

 

 

  Q5. ポテンツァにもいろいろなチップがあるけれど、何を選んだらいいの?

 

弊院で使用しているポテンツァの機械です。

 

 

この部分は必ず押さえないといけない点です。

 

ポテンツァは単一の機械ながら使用する『チップ』により結果が完全に異なります。

 

例を挙げると、

 

ポンピングチップ

ポンピングチップ:

スキンブースターを皮膚の表面に塗布後

針が皮膚に微細な穴をあけることで

有効成分が皮膚の奥深くまで伝達

 

物質の伝達だけでなく

針の刺激により皮膚の再生を誘導するため

毛穴・傷跡の改善効果はもちろん

皮膚の弾力増加にも有効

 

 

毛穴チップ

毛穴チップ:

ニキビによる毛穴の開きや窪み跡など

皮脂腺の刺激により生じた毛穴の跡に特化

 

毛穴周辺の皮膚を滑らかにし

全般的な皮膚のキメの改善と同時に

傷の緩和効果が期待

 

 

アグネスチップ

アグネスチップ:

ONE-NEEDLE 型の微細な針が装着された

チップで微細なニードルを皮膚に挿入

 

皮脂腺の深さに合わせ

高周波エネルギーを伝達することで

皮脂腺の破壊が可能

ニキビ治療に適合

 

 

要するに、一口にポテンツァと言ってもどのようなチップを使うかにより結果が大きく変わるということです。

 

だからこそ、皮膚の状態をよく把握した上で、それに合うチップを選択することが重要です。

 

医療陣の臨床経験も当然重要です。

 

 

 

皮膚は単純に外からきれいに見えるだけでなく、内側まで健康な状態でなければ長く維持ができません。

 

ポテンツァレーザーはその深い層をターゲットにし、皮膚を変えるのに効果のある施術です。

 

ゼロ皮膚科医院の代表院長はインターン・レジデントの5年過程を通して皮膚科専門医の資格を取得し、大統領府の皮膚科長として在籍した経験を基に多様な皮膚の状態に合わせた施術計画を立てています。

 

単純に流行している施術を信じるよりも、皮膚の状態に合う選択をされたい方ならば、十分な経験により判断ができる医療陣とご相談されることをおすすめします。

 

気になる点がございましたらいつでもご相談ください。

 

無理に施術を勧めることなく、皮膚にとって最も必要なものを一緒に考えさせていただきます。

 

最後まで読んでいただきありがとうございます。

 

 

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