歳のせいか乳製品の一部がダメになった(ゼーゼー息苦しくなる)ので食べられなくなったものが多い。
牛乳は飲むと即ゼーゼー、だからクリームシチューやクラムチャウダーなど牛乳を多く入れる(少量ならいける!)タイプの料理もゼーゼー。チーズはプロセスチーズの一部がゼーゼー、でも同じチーズでも粉チーズはゼーゼーとノンゼーゼー(笑)に分かれたりする。
生クリームやバターなどは今のところ何の問題もないので人間の体というのは面白い。
牛乳は元々好きだしカルシウムやたんぱく質など体を作る栄養素が取り入れられないと困る。何とかならんかと色々試すとヨーグルトならどれを食べても全然ゼーゼー言わんのが判った。
簡単に摂取できる飲むヨーグルトが便利なのだけど、固形タイプは砂糖が別になって選べるものが多いのに対して飲むヨーグルトはどれもこれもプレーンタイプと言いながら甘味料が入っている。
明治プロビオのR-1が体の免疫力を高めてくれるそうなので、どうせ飲むならならば体に良いと言われるものの方がいい。毎日飲むにはちと高いから、自分で密造というと大げさだが培養して増やして飲もうとヨーグルトメーカーを購入。
↓買ったのはこれ
密造初心者に適した自動メニューがあり、その中に希望の飲むヨーグルトもある。1℃単位で65℃までマニュアル設定できるので応用範囲が広く、ローストビーフなどもできるそう。
R-1飲むヨーグルト密造方法(レシピ)
- 成分無調整の牛乳1パック
- 明治プロビオR-1(飲むタイプ)
使うのはこれだけだが、冷えた状態のものを指定されていることに注意。
1Lの牛乳パックを開けて種菌となるR-1を入れる分だけ牛乳を抜く。うかつにも抜いた牛乳を飲んでゼーゼー言いながら(笑)、なるべく切り口を触ったりしないように開封したR-1を全量110㏄分投入。
説明書には熱消毒した付属のスプーンでよく混ぜると書いてあるが、もちろんこんな面倒なことはしない。
↓こうやる
百均の開封した袋を閉じるクリップで挟んで振り振りするだけ
あとはヨーグルトメーカーの自動メニューで飲むヨーグルトを選んでボタンを押せば、30℃/7hを保ってくれて勝手に飲むヨーグルトができる。
一応時間が来たらチャイムで教えてくれるが、音が小さくて聞こえない。そのまま放置すると発酵が進んで固形になるとおもうけど、時間を逆算して夜寝る前に仕掛けて朝できた物を冷蔵庫で冷やせばいいだけなので問題ない。風呂上りや寝る前に飲んでます。
キャップ付きの牛乳パックは厚みなどの問題で良い具合にならないらしいので注意のこと。今回自分で工夫したのは牛乳パックのままで一切洗い物が出ないようにクリップで挟んで振り振りした部分だけ。だれでもできます。
↓固形タイプを製造中
↓飲むタイプのトロみ具合
これは自動メニューより1℃上げた31°C/7時間のもの。少しトロみが強くなってます。
もちろん甘味料は入れてないので味はほぼプレーン(種菌になる100㏄分は入っている)のヨーグルトであり、スッキリしているので飲みやすく好ましい。味変したいときはハチミツなどを入れるとこれも美味しい。
個人的にはもう少し酸味が強い方が好きだが、発酵時間や温度管理で可能らしいのでこれからの研究課題。
だれでも出来るとは書いたけど、一度失敗してます。
作った飲むヨーグルトを種菌にして自動メニューで作ったらほぼ牛乳のままだったことがあり、種菌を追加投入して再発酵させた。すると、温めたり冷やしたりで雑菌も培養してしまったのかお腹をこわして下痢をした。
発酵食品は丁寧に作らないとうまく行かず、酸味があると痛んでても判らんから注意が必要です。
また、製造元によると…
A.プロビオヨーグルトR-1を種菌にしてヨーグルトを作ることはできます。ただし、プロビオヨーグルトR-1の特徴である1073R-1が作り出すEPS(多糖体)の量は、
原材料や発酵条件等により異なります。
一般家庭ではこの商品と同等量のEPS(多糖体)を作り出すことができないと考えられます。そのため、当社で生産しているプロビオヨーグルトR-1をお召し上がりいただくことをおすすめします。
との事だそーです。
まあ、そらそう言いまっしゃろ。製品が売れへんがな(笑)
同等量のEPSがなくても多少でも効果あるなら続けたいね。どうせ牛乳飲む代わりだし。
↓固形タイプも飲むRー1で作った
これも温度を少し上げて固めになるようにしてみた。
うむ、しっかり固まっておるな。
半分はそのまま冷蔵庫へ、半分は水切りしてギリシャヨーグルトにします。これに塩を加えるとクリームチーズになるそうなのでチャレンジ。
水切りした水分はホエー(乳清)という栄養豊富な液体。料理や飲み物に活用できます。
いや、数千円のヨーグルトメーカーひとつで色々たのしめますねぇ。