おはこんにちばんは、クロです。

今日はLINE6のPOD HD500のよくある故障事案。

電気機器の改造・分解は怪我や感電の危険性があり、大変危険です。
また、当ブログを参考にして起きた事故等は一切責任を負いません。

要するに自己責任です。
無理そうなら無理せずメーカー修理に出しましょう。




USB端子内部破損による故障、不具合です。



どんな感じというと、こんな感じです。



もうUSB-Bを見慣れてる人なら何が悪いかすぐ分かりますよね。
見慣れてなくても、なんかおかしいな、っていうのはわかると思います。


そして今回使う工具達です。


ハンダ
ハンダこて
ハンダ吸取線
2mm六角レンチ
11mmスパナ
#1プラスドライバー
#2プラスドライバー

これだけあればなんとかなります。



まずはバラします。



と、その前にノブを外します。
引っ張れば外せます。
外れないなら車用の内張り剥がしとか使うといいかも。
写真では外していませんが、ディスプレイ下の4つのノブも外します。


そして裏面。



各ジャックは11mmのスパナで緩め、XLR端子は#1のドライバーで緩め、外します。
そして忘れてはならないDCジャックの隣にある2mmの六角。
これも基盤を固定してるネジなので外します。


そして底面

 

底面にゴム足付きのネジが8つ付いてます。
真ん中の2つは取っても取らなくても外せます。
古い個体だとゴムがくっついてる可能性がありますが、引っ張れば取れます。


パカッと。


ちなみにさっきの中央のネジ2本は中央の波板を固定してるだけです。
この波板の固定は底面パネルだけなので、中央の2本を外しているとポロッと取れます。

そして、基盤の取り外しです。
こういう作業に慣れているなら、基盤固定のビス位置はなんとなく分かると思います。

コネクタは、写真左側はともかく、右下(FS)側のコネクタは外した方が良いです。
てか、外さないとたぶん取れません。
下(FS)側をすこし持ち上げながら、少しずつ引きながら取ると、ポコッと取れます。
画面の保護プラが両面テープで付いてるので、すこし取れにくいかも。


取れたら、ひっくり返して画面の近くにこんな感じの部分があります。

 
ここを。



こう取ります。
GNDのでかいのがかなりハンダと盛ってる上に、ここを加熱すると本体も熱を持つので、火傷しそうになります。
ちゃんと冷やすか手袋をして、熱さを軽減した方が良いです。

そしたら逆の手順で戻して行くだけです。
USB端子のハンダは少なすぎず多すぎず、ハンダが富士山みたいな形になるのが理想的ですね。




あとは全ての工程を逆に追うだけです。



そして、治ったUSB端子はこんな感じ。



色は白しか無かったので、見た目はアレですが、この後ちゃんと使えるのを確認しました。
多少、ハンダや機器の分解組立している人ならなんとなく出来そうな感じですね。


今回は改造じゃなく修理なので、面白みも何もありませんが、このPOD HD500のUSB端子の破損はリコールレベルで起きてるっぽいので今回ブログにしました。

もし自己責任で修理しようという強者の為に少しでも参考になればな、と思います。




今回は大きなネタだったから、文字書くの疲れたよ。