おはこんにちばんは、クロです。
明日以降からまた雨が降るそうですね。
気候はじめじめしてますが、気分もじめじめしないよう、テンション上げていきましょう。
じゃないとやってられん。
てことで。
ちょっと音楽の話。
DTM的な話です。
そしてMIDIです。
今回はMIDIの音量操作についてです。
まず先に、MIDIでの音量操作といえば、velocity(ベロシティ)が出てきますよね。
実はまだ2つあります。
それがvolume(ボリューム)とExpression(エクスプレッション)というものです。
そんなの知ってるし。とか言わないで。
この話をする意味がなくなっちゃうんで。
では大まかに分けると前者と後者です。
VelocityとVolume、Expressionと分けます。
まずVelocityから。
これは単音に対する音の強さ。
ピアノの鍵盤を叩く強さや、ドラムを叩く強さです。
根本的にこれは、音量というより演奏する強さと解釈したほうが分かりやすいかもしれないですね。
ベロシティは速度を意味する言葉なので、本来ならば鍵盤などを叩く早さ、と話した方が良いのでしょうけど、分かりにくいので語源よりも解釈のしやすさから、演奏する強さとしてお話しします。
てなわけでベロシティには演奏する強さが関係してくるので、ソフトウェア音源などを使うと、そもそも音色が変わります。
強くすればエッジのある音に、弱くすれば丸みのある音になったりします。
ドラムのゴーストノートなんかはこっちで作った方が綺麗に仕上がりますね。
次にVolumeとExpressionです。
これらはベロシティが1音に対して作用するのとは違い、途中からでも音量が変わります。
フルートやストリングスなど、音が伸びるようなものに抑揚をつけたり、スローストリングスみたいに表現したりできます。
なのでドラム等の音が伸びない音には、ちょっと不向きなものです。
じゃあボリュームもエクスプレッションの違いはなにかっていうと。
純正GM音源とか使う人には違いは殆どありません。
一部、VSTiなどのソフトウェア音源で使うと、ボリュームは本当に音量に対して、エクスプレッションは音色が変わることがあります。
これがボリュームとエクスプレッションの大きな差です。
ボカロを弄る方で言えばベロシティはベロシティ、エクスプレッションがダイナミクスに近いイメージでしょうか。
ベロシティ、エクスプレッション、ボリュームの表現があるかないかで、聴き心地が大分変わってくるので、少しでも雰囲気を出したいなら、ベタ打ちからベロシティとエクスプレッションだけでもやってみるといいと思います。
最後に僕が気にして見ているMIDIのCCを書いてみます。
CC5 ポルタメントタイム
CC7 チャンネルボリューム
CC10 パン
CC11 エクスプレッション
CC64 ホールド
CC65 ポルタメント
CC84 ポルタメントコントロール
CC126 モノモード
CC127 ポリモード
と、ここらへんをよく使っています。
ほかにもCC2、CC66、CC67、CC74、など使えない音源もありますが、使えるとかなり表現の幅がひろがります。
ちなみに、おすすめMIDIシーケンサソフトはDominoという無料のソフトです。
むかしっからつかってるので。