おはこんにちばんわ、クロです。

Twitterで謎の箱事件してましたので、詳細です。
まぁわかる人はすぐに分かるんですけど、真空管のアンプヘッドやパワーアンプ持ってる人じゃないと実際には使わないところですね。


ちなみに、こんなやつ。



箱はハードオフで捨て売りされてた、謎の箱を解体しました。

で、正解は

ダミーロード

っていう物ですが、中に見えるオレンジ色の棒みたいなのは抵抗です。
2個しか見えませんが、実際は6個付いてます。

仕様としては、8Ω150W×2、っていう感じ。


さて、ではなぜこんな抵抗が必要かと言うと、アンプが真空管だからなんです。
真空管の説明は長くなるので省略しますが、真空管のタイプのアンプは、基本的にそのアンプに合った抵抗値のスピーカーをつける。

じゃないとぶっ壊れますね。

しかし大型キャビネットというスピーカーを自宅で鳴らすような近所迷惑はしたくない。
かといって真空管のアンプを使いたい時。
音を出さずに抵抗だけつけりゃ壊れんのです。

いや、保証はしませんけど。

まぁそうすると、この抵抗さんが、音を出す代わりに熱を出すわけですよ。

うちのアンプは90W×2chなので、その定格通りにつけちゃうと、アホみたいに熱くなるので、余裕をもって150wにしました。

10Ωと20Ω2つで作りました。
抵抗値をRとすると、
直列の時はR+Rという計算。
しかし並列の場合は違う。
1÷((1÷R)+(1÷R)+…)です。

今回は20Ω2つをを直列に40Ωにして、それを10Ωと並列にする、というやり方で8Ωしにました。

抵抗1つあたり50Wで3つつけてるので150Wまで耐えますが、ギリギリだと熱くなります。
ギリギリじゃなくても熱は出ます。

で、それをそのままスピーカーアウトに繋げればいいといえばいいんだけど、それじゃ音が出ないので、THRUのあるDIを使って、スピーカーからDIへ、DIのTHRUからダミーロードに流すと、擬似的にスピーカーと繋いでるような状態になる。
そしてDIのローインピーダンスのアウトからインターフェイスやら何やらに繋げば、スピーカーやキャビネット無しでもできるってことですね。



ただね、キャビネットシミュレータみたいなの無いと、プリアンプの音だけだとやっばり違う。
そこはキャビネットシミュレータとか、それ内蔵のDIとか使うしか無いんだよね。

いまはDAWにもキャビネットシミュレータあったりするから、便利だけどね。



ってことで、謎の箱はダミーロードでした。




うん、自分で書いてて何言ってんのか分かんないや。

まぁググって?