ちょっと懐かし昭和の思い出話
(サブタイトル)
(続き)
それから2週間くらい後に、かなり大
きな台風がやってきた。最大瞬間風速5
0メートル位の大きな奴だった。コース
はここを直撃だ。「大きな被害がなけれ
ばいいけど・・・。」と母が言う。雨戸
を全部閉めきって台風場過ぎるのをじっ
と待っていた。
「バリ!、バリ!、バリ!」雷が落ちた
ような凄まじい音が響き渡った。「何じ
ゃ!何が起こった?」母が外に出て確認
した。
「大変じゃ!屋根のトタンが飛んだ・・
・」しかし、どうすることも出来ず、台
風の通過を待った。台風が過ぎ去ったあ
と、あちこちに飛んで行ったトタンを集
めるのが大変だ。田んぼの中、山の中、
庭の中、家族で集めた。「びっくりした
ね!大変な台風じゃったねー!」と話し
ながらふと気がついた。
えっ・!トタンが飛んだの家だけ・・・
周りのどこの家もトタンは飛んでいな
い!自慢していた職人さんの顔が浮かん
だ・・・。
ほどなく当時では異例の「クレーム」
で再工事をしたことは言うまでもない・
・・
屋根だけに「ヤーネー!」(お粗末!)