テレビのはなし③-2 | 意地に生きるも男の本懐 なんてね

意地に生きるも男の本懐 なんてね

意味はほとんどない・・・ひとりごと

ちょっと懐かし昭和の思い出話

     (サブタイトル)


(つづき)



 しかし、石を投げたら転げ落ちる車師匠

のあみだした「地獄車」という必殺技には

一目置いたものである。あまりの衝撃に実

際に毛布を体に巻いて家の中をグルグル回

ってみたものだ。幸いにも家の近くに石段

があったら試してみたかもしれない。(ア

ブナイ、アブナイ、死ぬぞ!)



 一条直哉が履いていた鉄下駄は、通販で

もかなり売れたみたいである。近所のユキ

オ兄ちゃんも早速購入して私たちに見せて

くれた。「これが鉄下駄なんだ・・・」と

妙に感動して「ユキオ兄ちゃんすごいじゃ!

これで鍛えるんじゃ!」と尊敬したものだ。



 しかし、ユキオ兄ちゃんは柔道部でもな

いのになぜ鉄下駄を購入したのか?そんな

疑問が消えぬうちに、その予想以上の重さ

と、近所迷惑な大きな「カラン、カラン」

という騒音が原因で、鉄下駄の音を二度々

聞くことはなかった・・・・。