夫に仕事を早退して入院の荷物を持ってきてもらい、

17:00に一緒に手術の説明を受けました。

説明をしてくれたのは最初に診察をしてくれた中堅の女性医師と若い男性医師です。

 

子宮外妊娠(異所性妊娠)は放置すると

赤ちゃんがどんどん大きくなってお腹の中で大量出血するので、

妊娠の継続は望めない。

 

私の場合は、左の腹膜か卵巣で子宮外妊娠をしているとおもわれるが、

実際に手術で見てみないとわからない。

 

手術予定時間は2時間で、予想出血量は500ml。

 

腹膜で妊娠していた場合は、

どの組織にどのように胎盤がくっついているかで

手術のリスクが変わる(出血や他臓器への癒着など)。

卵巣で妊娠していた場合は、

もう少しシンプルな手術となり、子宮外妊娠組織だけの摘出で済むと思う。

ただ、状況によっては卵巣や腸などを切除する可能性がある。

 

傷口が小さく済むように腹腔鏡手術(お腹に小さな穴を開けて内視鏡で手術する方法)をするが、処置が難しい場合は開腹手術(お腹を切り開いて手術する方法)に切り替える。

 

子宮外妊娠の治療には、メソトレキセート(MTX)という

赤ちゃんの細胞を壊す薬(抗がん剤のようなものかな?とその時理解しました)

を飲むこともできる。

だけれど、薬を飲んだら

子宮内妊娠の赤ちゃんの「いちこちゃん」にも影響が出てしまうので、

今回は薬での治療はできない。

 

他にも一般的な手術のリスクとして、

感染や周囲臓器の損傷、傷口がふさがる時の癒着、血栓によるむくみや呼吸不全の説明も受けました。

でもなにより、なにより、

いちこちゃんが手術により流産してしまう可能性があるというのが一番怖かった。

 

子宮外妊娠の「ぜろちゃん」はせっかく私の元に来てくれたのに、

あんなに一生懸命心臓を動かして生きているのに、

どうしてもどうしても救えないのかな、

なんで子宮外で着床してしまったのだろう。

 

本当はぜろちゃんといちこちゃんの双子のママだったかもしれないのに。

私が痛いのはどれほどでも我慢できるから、

ぜろちゃんを救える方法があれば救いたい。

 

手術の説明の最後に聞きました。

「子宮外妊娠の子を助ける方法はないんですよね」

 

説明をされている時には涙をこらえていたけれど、

自分で言葉に出してみると辛くて涙がこぼれます。

答えはもう説明されて分かっていたけれど、どうしても確かめたくて。

 

医師からは

「子宮内でないと、赤ちゃんが成長する環境が整っていないので、

残念ながら妊娠継続はできません」と言われました。

 

分かっていたこと。

 

手術をしなければいちこちゃんも危ない。

 

翌日の11日に麻酔医の説明を受けたりと手術準備をして、

明後日の12日に中堅の女性医師の執刀で手術をすることになりました。