病室に着いてから、お腹の痛みがどんどん増していきます。

 

ベッドでじっと横になっていれば痛みを逃せそうなのに、

身の置き所がないくらい痛い。

ゴロゴロと寝返りを打ったり

ベッドの上に膝立ちになって柵にしがみついてみたり

床に下りてベッドに頭を預けてみたり…

とにかく痛みでじっとしていられない。

 

これは夜間救急に行った時以上の痛みだ…!

うなり声を上げながら、のたうち回っていました。

 

気づけば助産師さんや看護師さんが一人、また一人と病室に増えて

身体を支えてくれたり

指に機械を挟んで酸素濃度を測ったり

血圧を測定してくれていました。

 

猛烈に気持ち悪くなり、やっとの想いで一番近くにいた助産師さんに

「吐きたいです…」

と伝えて、朝ごはんを全部吐きました。

(吐しゃ物の重さも測られました…)

 

吐き終わった後も吐き気と頭痛が止まらず。

朝に様子伺いをしてくれた助産師さんが

「油断してたわ」と呟くくらい

急変でした。

 

機械が急に「ピー」と音を上げて、酸素濃度が89%に落ち

ベッドの周りの6~7人の助産師さん・看護師さんが

更にバタバタと慌ただしくなりました。

(後で調べたら、酸素濃度の標準は96%~99%らしいです)

 

翌日を待たずに即日緊急手術の準備に入ります。

 

私の血管が細いので、点滴は左の甲で1回、右の甲で2回、右腕で1回と

チャレンジされたけれど、左の甲しか取れませんでした。

手術着に着替えさせられて、アクセサリーを外されます。

「もうやることをやってくれー!」

とされるがままでしたが、

尿道カテーテルを入れられた時は痛くて泣きじゃくってしまいました。

「泣いてもいいんだよ」と助産師さんが優しく言ってくれて…

自分の状況が辛すぎて更に泣けました。

 

点滴の痛み止めが効いてきて少し落ち着いてきた頃。

 

もともと12日に手術予定だったのは、

1日かけて手術の準備をしたり、過去の論文から手術方法を検討するため

だと聞いていたので、不十分な体制のまま手術されるのが怖くなってきました。

 

「この位の痛みなら明日まで待てます」と助産師さんに伝えたら、

「普通の妊婦さんなら寝ちゃう位」の最大容量痛み止め入っていているとのこと。

痛み止めありでギリギリ耐えられる位の腹痛だったので

それなら明日まで持たないと思い、

手術を受ける覚悟が決まりました。

 

執刀医は一番最初に子宮外妊娠を見つけてくれた若い男性医師。

緊急手術なので腹腔鏡手術ではなく開腹手術になりました。

 

病院から連絡を受けた夫が11:30頃に到着。

 

入院病棟から手術室までの道のり

ストレッチャーで運ばれている私の手を夫が握りながら歩いてくれました。

慌ただしくてあまり話すこともなかったけれど

夫の温かい力強い手の感触にほっとしました。

(後から聞いたら、私の顔はとにかく青白かったらしいです)