子宮外妊娠の中でも、卵巣妊娠は1%位の珍しいケースです。

 

「卵巣は温かくて柔らかくて気持ちよさそうだよね」

と助産師さんから言われました。

 

生きている間、ちょっとでもぜろちゃんが気持ちよかったならいいな。

 

 

入院して、麻酔の同意書を書いた後で

いつでも手術できる状況で激しい腹痛になった。

もし普通に出勤していて、

何も準備もできてなくて動けなくなっていたら大変だった。

 

きっと最良のタイミングをぜろちゃんが見極めて、

「ばいばい、もう行くね」って言ってくれたんだと思う。

 

お腹の中でぜろちゃんといちこちゃんはお互いを感じることはあったのかな。

 

ぜろちゃんが13週まで持ちこたえてくれたから、

いちこちゃんがその分大きくなって手術に耐えられたんだと思う。

 

いちこちゃんは部屋の外で大工事をして驚いたかな。

 

なにより、13週で死産だったので

労働基準法上の産後休業(8週間)が使えました。

通常の出産と同様、強制的な休業期間です。

 

任意だったら休むことに遠慮が出たと思うけれど

いちこちゃんのことも心配だったので

仕事のことを気にせずに身体を休められるというのは本当にほっとしました。

 

こんなに小さくて、こんなに親孝行をしてくれて。

 

ぜろちゃんはきっと

とっても思いやりのある聡明な子だったんだろうな。