F1 vs A1 | 大陸的F1編集後記

F1 vs A1




今年「F1GP」に対抗してモータースポーツのワールドカップを自認する「A1GP」も始まった。
F1がチームや個人の戦いだとしたら、A1は国別対抗の戦いが基本となる。
3人登録出来るドライバーの内最低一人はその国のドライバーを乗せることが義務づけられ、
マシンはワンメイク、一切のエレクトリックデバイスの使用が禁止されているので、
セッティングを含めリアルにドライバーの能力が競われる。
またチーム代表としてブラジルチームはサッカーのロナウド、
そしてポルトガルチームはフィーゴなど、
ネームバリューのある人物を集めている点でも注目されている。

12週間で24レースというタフなシリーズだが、
参加台数25台、フルグリッドでの開幕となった。
もしもこれがレギュラーになると(3年契約でスタート)、
モータースポーツにシーズンオフという言葉が無くなってしまいそうだ...

ではどんなレースなのか?
まずは見ないことには始まらない、
そこで、実際にA1GPのユーロスピードウェイの中継を見た。
英語での解説だが、レース中にドライバーの個人名はほとんど呼ばれることはなく、
基本的には国名で「ドイツ、ニュージーランドにアタック!」のように表現されるので、
何となくオリンピックの中継を見ているような気分になる。
但しワンメイクであるが故にマシンは個性に欠け、
更にカラーリングも基本的にはナショナルカラーをベースに、
国旗をモチーフとしているので、正直に言えばダサイ気がする。
またマシンもどう見てもF1ほどの完成度、美しさを持ち合わせていない。
(僕の持論だが速いものは美しい!)
やはりデザイン的にも機能的にも個性のあるF1マシンとは比較の対象にはならない。

F1の醍醐味はやはり何と言ってもスピード、
そしてコースとして魅力のあるサーキットが挙げられると思うし、
また一流のドライバーと、モナコに代表される華やかな世界も魅力だと思う。
対するA1GPはどちらかと言えば、より健全なアマチュイベントのようで、
ワールドカップというよりオリンピック的な感覚を覚えた。
またF1のオフシーズンのイベント的な要素も隠せないし、
更にドライバーの面子やチームの状況をみても、
残念だが今の時点ではF1とは比べるのは酷か?
きっと実車を見ても残念だけど僕の撮影意欲は湧かないと思う。

このカテゴリーはF1へのステップアップと見ればいいのかも知れないが、
だったらGP2の存在もあるわけだし...
ただ限りなくイコール・コンディションなので、
バトルという面ではF1よりもレースらしいかもしれない。

だが僕にとっての一番は、
例えどんな政治的な動きがあっても、そしてとてつもない巨額の資金が必要でも、
その全ての善も悪も含めた上で、やはり贅沢の極みとも言えるF1に尽きる。