良性腫瘍であることを望んでいたが、結果は悪性。


何%かは、覚悟してたけど、あらためて告知された時のショックは今でも、はっきり覚えている。


悪性=指の切断であって、歩行の不安、職場復帰の不安、悪性度の問題・・・


現実を突きつけられ、あっという間に身体中に冷たい汗が流れた・・・


 
続けて、主治医の先生から手術とその後の説明がある。

説明記録には、


左第5足趾(足の小指)の中足骨に対して行った切開生検の結果は悪性骨腫瘍の骨肉腫と診断されました。
よって広範囲に(腫瘍周囲の正常部分をつけて)切除術を行います。
   
① 左第5足趾はすべて切除します。


② 腫瘍が第4足趾(薬指)に接してるため第4足趾中足骨も部分的に一度切除します。
  骨シンチ上は第4足趾に腫瘍は浸潤していないため一度切除後、中足骨だけ取り出し液体窒素処理をしてから元に戻すことで再建します。


③ 第4,5足趾切除により足間接部の骨が崩れてしまう為、銅線で骨固定します。


注)強度不足に対しうまく再建できない場合、左腸骨より骨を採取し骨移植を行う場合があります。

いずれの方法でもしばらくの間、免荷装具を使用し、一定期間使用後も足底板という装具を使用しながらの歩行になります。


足裏は歩く際に体重の伝わり方が複雑にできているため今回の足切断によりバランスが崩れ歩行においてかなり不自由になると考えられます。


と書いてある。


 
そんな手術前に、たまたま『リアル』ってマンガに出会った。 
 

バイク事故で他人に一生残る傷を負わしてしまう少年。


中学陸上の全国大会100M決勝で骨肉腫の症状が悪化。 膝下切断して車いすバスケをする少年。


高校バスケの選手だったが事故で半身不随になり自暴自棄になる少年。


それぞれの悩みの描写は素晴らしくもの凄く伝わってきた・・・


俺はやっぱり骨肉腫になった戸川清春や勝田虎に感情移入したし特に虎の強さに少し前向きななれた気がする。


けど、自分が病気じゃなかったらきっと違う見方してたんだろうなぁ なんて思ったりもしてた。


なんかこの時って今思うと情緒不安定気味だったかも・・・


嫌な人間かもしれないけど膝下に比べれば指くらいって思った事もあったし、

でも、やっぱりあるものを切断する恐怖は、かなりあったし・・・


なかなか説明するの難しいけど、ずっと落ち着かない感じだった。



前夜、最後の爪切りをした。 足の小指なんてタンスの角にぶつけて(笑) 痛い思いするだけだったのに・・・


今までで一番小指のこと考えたかな・・・(笑)



そんな気持ちでいよいよ当日。


朝一番目の手術で始まり、5時間後・・・


俺の左足の指は4本になりました。








  

最後の日



NEW 左足!! 




んじゃパー