その船ともう一度出会い、挨拶を交わした・・また不思議に気が付く
男の子がいない?

俺は、具合悪くなってキャビンにでもいるのだと思った
「こんにちは釣れましたか?あれ?僕ちゃんは具合悪くなっちゃったのかな?」
俺が話しかけると・・

「家は娘二人だけなんですよ・・」

俺は気まずい思いで「お姉さん達が元気だから僕ちゃんに見えたのかな?」
その場しのぎのように、話をつくろった
俺も女房も確かに男の子が乗っているのを見た・・?


先週、その船に出会った
お父さんも操船が上手になっていたし、家族4人しか見えなかった

今でも謎です?

ボートを預けてある湾には幾つもマリーナが点在していて
湾内ならば、風やうねりの強い日でも相当の事が無い限りはボート遊びが出来る

去年の夏、俺の預けてあるマリーナとは別のマリーナのスッテカーを貼った
船自体はちょっと前のモデルだが、いかにも免許取立てといった感じのお父さん操船の5人家族の船を見かけた

ちょっと高い波を、舷の横で受けていたり
波に船を横乗りで上げるような操船をして、見ていても危なっかしいのだ
子供達はそれでも楽しそうだし、海っていいよな・・なんて女房と話していた

しかし・・何かが変?一見仲の良い何処にでもいる家族なんだけど
気になり始めたので、その船の50mくらいまで近寄ってみた
お父さん、お母さん、お姉ちゃん(8歳くらい)妹(5歳くらい)弟(4歳くらい)
両親と娘さん二人はライフベストを着ているのだが
男の子はライフベストを着ていないのだ

その時は、子供はベストを嫌がるし、危ないな・・なんて思っていたんだ
軽く挨拶をしてその場を離れた

去年の夏。友人達と三人で酒を飲みながら夜を過ごしていました。

気が付くと時計は4時10分。
そろそろ寝ようかと思った時、いきなり何を思ったのか友人が「朝日を見に行こう!」って言い出したんです。

自分は寝たいと言ったのですが、もう一人の友人も「行くか~」と言い出し、結局ちょいと遠い所にある断崖絶壁の灯台の見える近くの丘に車で行きました。

眠たい頭でボーとしながら待っていると、少しずつ空も明るくなってきました。
やがて5時になって、もうすぐ出ると思ったその時、友人の一人が
「なぁ、あそこに誰かおるぞ」と言い出したのです。「はぁ?」と思い、友人の指差した方向を見て驚きました。

灯台の断崖絶壁のを、人が這い上がって登っているのです。
初めはロッククライミングかと思いましたが、こんな時間にやるわけがありません。
ひたすら三人とも無言でその異様な光景を見ていました。

そして最初は一人かと思っていたのですが、気が付くともう5,6人ほどいます。
そしてさらに崖を登る人はまた一人増えました。
海の中からです。海面にいきなり顔が出てきたかと思うと、そのまま崖を登り始めるのです。少し遠すぎて、顔は分かりませんが、皆普通の服装で男も女もまじっています。

「何かやばいって、逃げよう」
友人がそう言いました。
もちろん皆ここに居たく無いので、すぐに車に乗り込み、灯台を後にしました。
あれから2度ほど灯台に行きましたが、そんな事は起こっていません。

良く地元では自殺の名所と言われていますが、あれが何だったのかは今でも分かりません。