営業マン時代に東北6県を担当してた時のことです。

その日は津軽方面での営業をし終え、翌日の営業先のビジネスホテルに向かって
車を走らせていました。
経費をあまり掛けたくないため、高速を使うのを止め、ナビに従って山を越えることに
しました。

山の天気は酷く雨が強く降ってきたかと思うと、今度はガスがかかって全然前が見えません。
初めて走る道の上に、真っ暗で急なカーブを延々と曲がり、予定より大幅に時間が掛かって
いることに気が付きました。

それと同時に、急にトイレに行きたくなりキョロキョロしながら走っていると、
茶屋かお店のような建物を見つけ、その脇の道路に近いところにトイレがあるのを発見。
急いで駆込みましたが、電気がありません

仕方なく車をトイレの入口ギリギリまでつけ、車のライトで照らすことにしました。
用を足し始めると、車のライトが点滅しているのかトイレの中がピカピカと…
まさか…と思いましたが、直感的に誰かが車の前を横切っているように思えました。それも大勢で。

さすがにヤバイと思い、小便をビッと止めて、慌てて車に乗り込み脇見も振らずに
下山しました。
後で聞いた話ですが、映画にもなった有名な雪中行軍の慰霊碑の近くだったそうです。