私が通っている美容院の担当美容師さんから聞いた話です。
ある時、彼のお父さんが
真っ蒼な顔をして帰って来たそうです。
幹線道路から家までは、街灯もない、両脇が林の田舎道だそうです。
夏の夜、仕事が遅くなり真っ暗な中、
お父さんは窓を全開にして車を走らせていたところ、イキナリ開けた窓にかけていた腕を何かに掴まれ、物凄い勢いで引っ張られたそうです。
前後に車は1台も走っていないし、第一走っている車に追い付ける人なんている訳ありません。
反射的にこれはまずい! と思い、車の速度を上げたそうですが、一向に腕を離す気配がないまま、車から引きずり下ろされそうな勢いだったそう。
お父さんは必死で運転し続け、何とか力を込めて腕を振り払ったら、やっと離れて行ったと。
そこから家まで必死の思いで帰ってきたそうです。
そう云うものを全く信じていないお父さんに
思いがけず起きた出来事で、
お父さんは恐怖のあまり、
暫く口もきけないほどだったそうです。
あの日、1回だけ話して以来、この話は一切しないんですよ、余程怖かったんでしょうねと、
美容師さんは云っていました。