うちの近所のある奥さんは、
旧姓がT田さん(仮名)だったそうです。
その彼女の弟さん、「ただし」さん(仮名)に起こった不思議な話をします。
彼が高校生の時、峠道を自転車で通っていて、事故のよく起きるカーブで大型トラックに巻きこまれ、重体となりました。
集中治療室にて1週間後に、
意識を取り戻した彼が語った話によると
そのトラックにひかれた際、
彼は祠のようなところに
転がり落ちて行ったことは覚えている、とのこと。
しかし事故現場近くに
祠や何かを祭ってあるようなものは一切無く、
事故のショックで見た幻?
とかたづけられてしまいました。
予断の許さぬ状態から脱し、
彼が一般病棟に移る頃、
同じ峠、同じ場所でまた
自動車による事故がありました。
車に乗っていた歯科医院を営むご家族4人、お亡くなりになりました。
奇しくも、亡くなられたのは
「T田歯科」のご家族。
長男さんのお名前は「ただし」。
亡くなる時、祠が見えたかは
今となってはわかりませんが、
よっぽどあの場所は「T田ただし」という名前の人間が欲しかったようです。
20年程前の、この歯科医院のご家族の事故は、
地元新聞にものった事故です。
生き残った「ただし」さんは今も元気です。