船の上で昼食を取っていると、船底から「コツン!」と突き上げる音がした
足に伝わる小さな振動と供に・・一回・・二回・・


魚探では水深8m、釣のシーズンではキスやカレイの釣れる場所だ
乗船していた女房も不思議がる、勿論俺も気になる

「はっはっは・・ここはイルカも来るらしいから・・」とは俺の強がり
イルカがいるような気配も姿も見かけてはいない

漁師の姿もチラホラしか見えない湾内に内心穏かでなくなてきたのも確かな事
次第に気持ち悪くなりその場を離れ、そのままマリーナに引き返えそうとした

うねり出した海は多少荒くはなっていたが、日本海では大した事はない
湾の真ん中ほどに来た時、エンジンの音が変な事に気が付いたがマリーナまでは、何事もなくたどり着く事ができた

船を陸揚げしてもらう時に、ふと目をプロペラにやると
白い小さな布切れが絡まっていた
その時は、何時もの漁師のロープだろうと気にしないでいたが・・
洗浄しようとプロペラに絡まった白い布切れを外して広げて見た

それは、紛れもない女性の下着であった