ぺたん ぺたん ぺたん :雷鳥さん友人の話。 近場の神社で夏祭りが開かれたので出掛けた。 社は小さな山の中腹にあって、涼しくて過ごし易かったそうだ。 外れの縁石に腰掛けてイカ焼きを頬張っていると、すぐ背後で物音がした。 ぺたん ぺたん ぺたん 振り向いてみたが、何処を見ても誰の姿も見えない。 柔らかい物が地面を叩くような音は、そのまま境内を渡っていき聞こえなくなった。 後日、神主の家の息子にこの話をしたところ、 「うちの氏神さんは大足だって伝わるけど、それ本当だったんだな」 と妙な感心をしていたという。