そういう約束 2:雷鳥さん最初は混乱していたが、一人だけ狼狽しているのも癪なので、仲間に倣い、釣ったバスを後ろに放り投げてみた。 しばらくすると、やはり同じようなバリバリという大きな音。 ここはそういう場所なんだな、と何となく納得して、釣りに没頭したそうだ。 一風変わったリリースを繰り返しながら。 帰り際、音のした辺りをちらっと覗いてみた。 バスは影も形もなく、ただ生臭い臭いだけがうっすら漂っていたという。