雨宿り 110年ほど前になるが 一人で山登りして下山する途中、突然の雨に足止めされて、でかい木の下で雨宿りをしていた ふと 食べ残しのおにぎりを食べながら ボーッとしていた俺のすぐ近くで人の声が聞こえた 見回したが 誰もいない 気のせいかと思ったが 雨音に混じって「左ぃ…左ぃ…」と聞こえる 薄気味悪いので無視していると 雨が小降りになって来た 逃げる様に木の下から離れたが 去り際に自分のいた左側をチラリと確認、そこには 特に何も無かった