今から思うと何故あの時、あんなに行動に出たのか判りませんが私は相手に気づいた事を悟られてはいけないと思いそのまま通り過ぎることにしました

冷静なつもりでしたが、かなりテンパっていたのでしょう、
Uターンして別の道から帰るという手段もあるのに・・・・
極力そちらの方を見ないようにしていたのですが、やはり気になります

ちらちらと盗み見をしながらそこを通り過ぎました
若い女性のようでしたが自信はありません

顔は見えなかったので、恐らく見ていたら気絶するか絶叫して助けを求めたかも知れません
着ている物も着物というより葬式の時に死者に着せる白装束のようでした

角を曲がり、相手から自分の姿が見えないと判った瞬間、恐怖がこみ上げてきました。

ダッシュして家に帰り、部屋に鍵をかけて布団に潜り込みました。
あの日に葬式があったわけでもありませんし、特に変な噂もないごくごく普通の夫婦が住んでる家なので、あの女性が何者なのか、今となっては判りませんがひとつだけ気になることがあります

真下を通った時に微かですが声が聞こえました


「お前で終わりだ、お前で終わりだ・・・・」


その家には子供はいないそうです