「それでふと気が付くとさ、ベッドの傍に、誰か立ってたんだ。
電気なんて点いてないのに、何故か人だとわかった。
血の気が引いたよ。
間違いなく、俺がヒットしたアレだった」
「そのまま身動き出来ずにいると、またアレが笑う気配がした。
そして何やら自分の身体を触り始めたんだ。
グチャッ、グチャッて言う湿った音がして。
次にポトッって何か床に落ちる音がした。
生きた心地がしなかった」
「すると唐突にその影は消えたんだ。
うんそう、現れた時みたいに。
布団を跳ね除けて、電気を点けた。
部屋の中にはもう何もいなかったよ。
床の上に落ちていたこれを別にして」
そう言って小さなガラス瓶を出してきた。
中には汚れたBB弾が入っていた。
「丁度、俺がアレに撃ち込んだのと同じ数。
お返しに来たんだな。
凄え生臭いんだ。
まるで腐った肉にでも埋め込まれてたみたいに」