えっ!? 皆が息を呑む。
「どんな顔してたんだ?」

「顔なんかはっきり見えなかった。
 でも、俺を見て笑ったのだけははっきりとわかったんだ。
…口を歪めてさ。
 次の瞬間、思わず撃ってた 怖かったんだ」

しばらくは誰もものが言えなかった。
その後時間を掛けて調べたが、結局、フィールドには彼ら以外の存在はいなかった。

妙なことに、発射された筈のBB弾も、唯の一つも見つからなかった。
そのまま解散となった。
酷く後味が悪く、また気味が悪かった。

翌日、メンバーの一人が召集を掛けてきた。
あの影を撃った者だった。
別のメンバーが経営する喫茶店に集合してくれという。
やはりトラブルになったか、そう心配しながら店に向かった。
皆が揃っても、そいつは黙りこくっていた。
しばらく様子を見ていたが、やがて我慢できなくなり、声に出して聞く。

「何かあったのか?」

そう促されて、ポツリポツリと語り出した。

「昨晩さ、眠れなくて。どうにも気持ちが悪くてね。
 自分が撃ったのが人外のモノだと思いたくはなかったし、かと言って
 実は本当に部外者を撃ったとも考えたくなかったし。
 布団の中でずっと悩んでた」