「俺もそうするよ」
大輔も同じことを言いだしたので、私も出ることにしました。
練習室へ戻ると、馬場君が横になって寝ていました。
「明け方までかかってバンドスコアを書いたって言ってたからね。でも、何か安眠してるようではないみたいね」
船井さんがタオルケットを馬場君にかけながらつぶやきました。
しばらくすると、うつ伏せの馬場君がうなされ始めました。
なにやら、寝言で、うん、うんといっています。
「あれ?」
よーーく、馬場君の方を見ると…何か、気配があります。
彼の上に、影の様なモノが乗っているようです。
私は茅野君に、「どう思う?」と意見を求めました。
「これ、金縛りじゃぁないの? 押さえ付けられてんのかな?」
茅野君の直感は、当てになります。
私は、確信しました。