「わざわざ木を切らなくても、農地があるのになぁ」

私はだんだん土地の成り立ちが気になり出しました。
そして、しばらく歩き回るうち、

「ん? 水の気配がする…池か井戸か…」

溜まった水のようです。
場所は限定できませんが、どこかにあったと思われます。

そのうち、馬場君宅が静かになり、女の子(船井さん)が呼びに出てきました。

中へ入ると、まず、使わない皿を2つ貸してもらい、1つには水を入れ、もう1つには鰹節をのせました。
猫の気配がもっとも多い階段の下に、それらを置きました。

そして、しゃがんで手を合わせると、「ここにとどまるな、去りなさい……」と念じました。
それから5分位後でしょうか…練習室でお茶を飲んでいると、廊下の方から、「ニャン」という鳴き声がしました。

「また、猫が入ってきたか? 鰹節狙ってるんだろう」

馬場君が立ち上がって、廊下を覗きました。

「ありゃ、いない。今、鳴いたよなぁ…」