「その猫はたまたまそうなっただけで、普段は生きていない猫がうろうろしているみたいだね」
私がそう言うと、すかさず茅野君は、「うん、今も廊下をふっと影が通った様な気がしたよ」と、意見が一致。

しかし、大切なのは、さっきの茅野君のコメントです。
私は、茅野君の勘(感)を生かすつもりで、彼に尋ねました。
「でも、本体は猫じゃないな。台所へ行ってみる?」
「いいや、今はよすよ。明後日は休みだから、明るいうちに来よう」

この後、馬場君からもう少し話を聞き、新曲のデモを聞かせてもらいました。

台所には足を踏み入れず、午前2時ごろ帰途につきました。
茅野君を送った後、私は自宅へ戻りました。

「ん? 誰も居ないはずの弟の部屋で人の気配がする……」

電気をつけて、覗くと…やはりいない……。

来たな…。
私は、「くるな!」と強く念じ、気配が消えたのを確認してから床に入りました。

明けて、すぐ、私はフィルムを現像に出しました。
その日の夕方には仕上がりますから…。

職場へ行くと、弟の大輔からの伝言がありました。