仕事に邪魔になるので,フィギュアは机の上の奥のほうに戻した.
次の日出勤してみると,フィギュアはまた机の手前のほうに飾られていた.

勤務時間が始まると机の奥に戻すのだが,次の日も,次の日もフィギュアは机の手前のほうにあった.
かなり人気のあったアニメの登場ロボットなので,職場にもファンの人がいるんだなあと思った.

職場にロボットのフィギュアを持ち込んで,1週間ほどたった.
その日は業務が忙しくなって徹夜することになった.

朝,いつものようにフィギュアを机の奥に戻し,日付が変わっても仕事を続けた.
職場の人は次々と帰宅し,一人になった.
次の日の朝の3時ごろ,やっと仕事が終わったので仮眠することにした.

机の前に椅子を並べてその上に横になったとき,ふとロボットのフィギュアのほうを見た.
ロボットが机の奥のほうからこちらにマシンガンを向けているのが見えた.
そのまま眠った.

何かの物音で目が覚めたようだ.
時計を見ると4時過ぎだった.
外はすでに明るくなっていた.
物音の原因を探すためにあたりを見回した.

ロボットがばらばらになっていた.