二人は、クルマに荷物を積み込むと「ありがとね、行ってみるわっ」と言い残してさっさと行ってしまった。

僕はあの二人に狙いの魚が釣れるとは思えなかったけど、可能性が高くなった事に少しだけ満足していた。

Nにいたっては、「釣れないようなら、手伝いに行くかな?」と言いながら貰った缶コーヒーをん飲んでいた。

それから、2~30分たっただろうか?
遠く、峰ノ州の磯先に先ほどの二人の姿が見えた。竿を持って歩いている。

さらに、しばらくしてこっちに手を振っているのが判る。「釣れたんだろうね」っとNが手を振る。
それから、僕とNも自分達の釣りが忙しかったので、あの2人組みの事は忘れていた。

少し、日が傾き始めた頃、気が付くと天気は曇り空に変わっていた。
グレーの空を映す海は、あまり綺麗とは言えない。