「うわぁああああああ」
と叫びながら、ホントに転がり出るようにソアラから3人が出てきた
「どうしたんだよ、落ち着けよ」
と言う俺の言葉に、3人とも答えることが出来ない。
しかたないので、俺が車を動かして脇に寄せた
自販機があるところまで3人を連れて行き、缶コーヒーを手渡して落ち着かせようとした。
「一体、どうしたんだよ、何があった?」
「車の中に・・・ナニかいた・・」
トンネルから帰り始めて、直ぐに車内に変化があったらしい
始めは小さな音がし始めた
ルームランプの真下辺り、パチンっていう音だったらしい
「誰が鳴らしてんだよ?」
「俺じゃねーよ」
「俺でもないよ」
とか、やってる内にも、どんどん音が大きくなり、ルームランプの真下だけじゃなく、足元やバックドアの辺り、いろんなところから音が鳴り出してきて、パチンという音が、ドンドンという叩くような音に変わって
きて、最後は窓を叩くような音になってきた。
3人はどうすることも出来ず、運転しているヤツはひたすらでかい道に出るまで我慢していたらしい
後ろに乗ってたヤツは、車が止まる直前には、はっきり窓を叩く”手”が見えたそうだ
3人は口々に、
「もうその車には乗りたくない」と言っている
2人は、俺とBのバイクの後ろに乗せて帰ることが出来るが、車の持ち主は、どうしようもない
なんとか、説得したが嫌だ嫌だといっている
しかたがないので、結局日が上るまで5人で自販機の前でずっといる事になってしまった