道がちょっと広くなってから、5分ほど走った時、一台の車が止まっていた。

こんな時間に何故車が??っと友人Bも思ったらしく、走りなが2人で顔を見合わせて、ハンドサインで「止まれ」の合図をした。
その車に近寄って、バイクを降りると、俺たちと同じぐらいの年代の男が2人降りてきた。

俺たちが口を開く前にその男達が「今からトンネルに行くのか?」と聞いてきた。

「そうなんだけど、君等は行ってきた帰りなのか?」
と聞いてみた
「ああ、そうや、さっきトンネルを抜けて戻ってきたんだけど、車のエンジンの調子が悪くなって動けなくなっちまった、今無線で友人に連絡して助けにきてもらってるんだ」
そりゃ大変だねっと言いながら、俺はすごく悪い予感がしてた
「まさか、トンネルに行ったせいで止まってしまったのかな?」
なんて冗談めいた口調で男達に言ってみた
「そうかも知れないなぁ・・幽霊とか見れなかったけど、確かに気持ち悪いトンネルだったよ・・・気をつけて行ってきなよ」
判った、と答えながら何に気をつけて良いのか見当も付かない。

とりあえず、車で待機してる3人に状況を説明し、軽くクラクションを鳴らして、先に進んだ。