一人がとても怖く感じたそうだ。

テントに灯りはついていなかった。ライトを弱くして急いでテントを開けようとすると
「ギャハハハ」
頭の上からあの笑い声がしたというのだ。

で、まあ友人は気絶したとかそんなオチは無く、普通にテントに入り寝たそうだ。
俺等はそんな出来事を初めて知ったし、事実友人は皆にこの事を初めて話した。
当時の後輩に恐がりなヤツが居たからそれにも配慮したのだろう。

大学卒業から10年近く経ち、俺たちはマジかよーと笑い合った。
大学時代に戻ったようでなんだか楽しかった。

長時間の呑みも終わり、そろそろ寝るぞ空気になってきたので就寝。
しばらくして皆寝静まり、俺もウトウトしてきた頃。。
不意に隣で寝てると思った友人が小声で喋りかけてきた。

「あのな、飲みの時は言わなかったけどお前には言うわ」

「なんだよwまだ続きあんのか?」

「いや~・・あの後な、急いで俺テントに入ったんだけど、
ライトでお前の顔が照らされた時さ、お前めちゃくちゃ笑ってたんだよ」

「は?俺起きてたって事???」

「いや、間違いなく寝てたんだけど顔だけ笑ってたの」

・・・・こえーよ馬鹿!!!言うなよ!!!
そんなこんなでまた当時の仲間と山登りを始める事になったのでありました。