ほんの少しだけ冷静さを取り戻しかけた私は、もう一度よく見るんだ。今、おかれている状況は、
どういう事なんだ?とりあえず整理し直せ。そして状況を突破する為の最善の手を打てと何度も自分に言い聞かせました。
私の姿勢は、無意識のうちに防御でも攻撃でもどちらでもいける型をとっていた。
その老人を凝視する。
老人と我々の距離は、およそ4m前後
老人は、真っ白い着物を着て直立不動で立っている。
老人には、ちゃんと足がある。ハッキリと見えている。真っ白い足袋を履いている。草履は、古いTV時代劇に出てくるアレだ。
老人の髪は、腰のあたりまで髪が伸びている。
老人の顔は、志村ケンが演じる 殿の様に真っ白い化粧?おしろい?がしてある。
老人の視線は、ある一定方向に定められている。我々と視線は、あっていない。