怒った感じで言われたため、それ以上聞かなかった。
その日の12時頃、隣の母親の部屋から話声が聞こえる。
母親の部屋には電話がない。テレビはあるが、完璧に誰かと母親がしゃべってる声が聞こえた。
変だと思い母親の部屋に入ると、母親が俺を見ながら「早くこっちきなさい!そっから離れて!」
意味がわからなかったが、戸を閉めて母親に近づき、おれがいた戸のあたりをみると
首から下にモヤがかかった女らしき顔がすごい形相で俺を睨んでて、そいつと母親が話していた。
俺は、生まれてはじめて腰が抜けた。
母親はたしか「私のところに来られてもどうもできないので、ほかにいってください」
的な話をえんえんと説得していた。そのうち顔がきえて、母親にあれはなんだったのかってことを聞いた。
なんでも数日前から、戸のあたりに違和感があったらしく夜中に何度か起きては戸からの視線を感じていたんだとか。
あの日から俺の思考は変ったよ。幽霊なんていないもんだと思ってたからな・・・。