そこのひとつで依頼者の夫は忽然と姿を消したのでした。トラックは駐車場にあり、運転していた本人だけがいなくなっていたのです。

場所は高速道路の真中。トラックなしで、徒歩でいったいどこへ行ったのか。いぶかしむ彼におばあちゃんが

「ああ…でもこれ関係あるのかしら?」
「なんですか?なんでもいいから教えてください」
「いやね、この件とはまるきり関係ないと思うんだけど、亡くなった主人から絶対に空けてはいけないって言われている駐車場があるのよ。だから普段は鍵をかけて入れないようにしていたんだけど…」

別のトラックの運転手を起こしに行こうとしたドライブインのおばあちゃんは、その日鍵をかけて開かずの間にしてある駐車場の扉が開いているのを不信に思ったそうです。すると、そこには見慣れぬトラックが。

そのトラックは自分の所に「×時に起こしてくれ」と何もいってこなかったトラックだったといいます。鍵があくわけがない。

ではなぜ開いていたのか?運転手はどこへ行ったのか?

探偵の彼は引き続き調査をおこなうことにしました。元刑事という警察のコネクションも利用して…。

数日後。失踪したトラックの運転手は見つかりました。残念なことに亡くなっていました。