おばさんが、会社のお得意先にお歳暮かなんかを届けるっていうので、
俺がおばさんの手伝いする約束だったんだけど、急用で行けなくなったから、妹を行かせたんだ。

妹は運転出来ないから、おばさんが運転してたらしいんだけど、幾つかお得意先を回って、いよいよ最後ってところで、おばさんがいきなり、
あそこだけは、どうしても行きたくないから、みきちゃん(妹)代わりに行ってきてくれない? って言われたんだって。

そこは、普通の民家の中を会社として使ってるとこで妹は、ここまでおばさんと一緒に各お得意先に配ってきたし、まぁ手順はわかるし、ってことで、
1人で、玄関まで行って、チャイムを押そうとした瞬間に、何か焦げ臭いような臭いを感じたらしい。

まぁ特に気にすることなく社員の人が出てきたから、
挨拶して、お歳暮渡して、敷地の外に出てくるまで、何か燃やしたような臭いがずっと鼻についてきたから何か変だなって思ってたらしいんだけど
妹は車で待ってるおばさんのとこに戻ったら、

おばさんが腹押さえて苦しんでて、妹がすぐに呼び掛けながら顔をパッと見たらおばさんの目が釣り上がってて頬が落ちて、
顔が崩れてて、鬼みたいな顔してたらしい。

妹は、すぐに救急車を呼んだんだけど、救急車が来るまでずっと
みきちゃん、臭いよ、こげ臭いよ、助けてー
って言い続けてて、妹はずっと怖くて泣きそうだったって言ってた。

その後おばさんは腸捻転?で入院したんだけど、おばさん曰く
30年ぐらい前に、その家があった場所で火事があってちょうど居合わせたから、興味本位で燃えていく様子を見てたら、
中から燃えた子供が出てきたのを見てしまい、それ以来ぶりに、そこへ行った瞬間、焦げ臭いにおいを感じたから、妹に頼んだんだって。

実話だから、怖いオチないんだけど