住み始めて何事もなく過ごしていたが、当時中学生でオカルト好きな
自分。親には言わなかったけど、「行くな」と言われた天井の上の
部屋が気になって来て仕方ない。
ある日、親は仕事に出て、自分は風邪が酷かったので学校を休み
今日こそ二階を探索するぞ!と、静かに上がり始めた。。。。
ギシギシ軋む階段を上がる度に、鼓動が苦しいくらい激しくなった。
やっと入り口のガラス戸前。
曇りガラスでここからは中は見えなかった。
躊躇したものの「ここまで来たんだから!」と、思い切って戸を開けた。
埃が溜まって、カビ臭い何とも言えない臭い(異臭)がした。
まどはあるが、分厚いカーテンが二重に窓を覆っていて、階段の照明
だけが頼りだった。
一歩足を踏みれると、畳がイヤな感じで下がるのがわかる。
だんだん目が慣れて来て、部屋を見渡すと布団が一組、部屋の隅に
畳んであった。
小さな机があって大人が読むような小難しい様な
本が無造作に置いてあった。
年代を感じるラジカセにカセットテープ、かなり初期の明星や平凡
などが平積みしていた。
中には三善英二(だっけ)やにしきのあきらなど特集記事があって
この部屋だけ、確実に時間が止まっている様に思えた。