旧家の解体3壁にハンマーを当て、モルタルを壊し、木部を蹴り壊す。 職人たちは「アタァッ!」と、北斗の拳ごっこをしながら壊す。 いつもの風景だった。 木部が壊れ、内部が見えた時、空気が凍った。 誰もが口を開かなくなり、何も指示はなかったが、 いっせいに工具を置き休憩にはいってしまった。 みんな重苦しい顔をして、うつむいたまま出て行く。 丁度その時に別の場所を担当していた俺は、3時の休憩には早い為、 おかしいと思い、例の空間を覗き込んでみた。