壁にハンマーを当て、モルタルを壊し、木部を蹴り壊す。

職人たちは「アタァッ!」と、北斗の拳ごっこをしながら壊す。
いつもの風景だった。

木部が壊れ、内部が見えた時、空気が凍った。

誰もが口を開かなくなり、何も指示はなかったが、
いっせいに工具を置き休憩にはいってしまった。

みんな重苦しい顔をして、うつむいたまま出て行く。

丁度その時に別の場所を担当していた俺は、3時の休憩には早い為、
おかしいと思い、例の空間を覗き込んでみた。