「トポン、トポン」って音たてながら近づいて来る 

取り敢えず撃ってみたが変わらず近づいて来る 

15メートルくらいまで近づいてやっと気付いた 

「これ、首じゃね?」

目、付いてるし 
こっち見てるし
思わずフルオートで撃って、そのまま逃げた 

堤防を駆け上がって、車に乗って
エンジンかけようとしたら掛からない訳よ!
ベタ過ぎだろ! 

思わず湖面を見たら、堤防の下の岸壁から「ニョキ」と手が突き出す所だった
「ガシッ」と岸壁を掴んで 
「グッ」と力が入る 
もうライトで照らしてないのに、はっきり見えるし

俺は思わず目を逸らした 
俺は半泣きでお経を唱えながらイグニッションを回し続けた 
「べちゃ」
「べちゃ」
上がって来たよ!!!! 

岸壁から堤防の上の車まで10メートル無いし!