食中毒発見器の話をした者だけど、
こいつに関する+山にまつわる不思議な話をもうひとつ

俺の親戚の経営する山の中のペンションに遊びに行き、そいつと二人で外に散歩に行ったときの話。
(山は好きだけど、そんなに経験積んでないからいつもハイキングレベル)
まあありがちだが、「おお、なんだこのトトロの世界に繋がってそうな道は」っていう細道を発見したんだ。

「面白そうだから行ってみようぜ」と、子供のころに戻った気分で「たんけーん!!」とその細道をたどっていった。
辿りついたのは(これまたありがちだが)ちっこい神社。

広場に、申し訳程度に小さなお社があって、その社の両側に木が植えてある。
片方はリンゴの木だった。実が生っていたのですぐわかった。
もう片方は知らん。リンゴの木だったかもしれないが、実は生っていなかった。

俺はそこで喉の渇きを覚えて、(軽い散歩だったから特に水筒とかは持ってきていなかった)
「丁度良いじゃん」とそのリンゴをもぎ取ろうとした。

と、そこで奴が、リンゴをもぎ取ろうとして伸ばした俺の手をぱしっとたたいた。
「…駄目か?」「駄目」
「なんでだよ」「いや別に、多分食中毒とかいうわけではないんだけど、でもこれは駄目」