小4の頃の近所の友達のK君のお父さんのお話。
おじさんは、趣味で狩猟をしてた。おじさんの部屋にはトロフィーや盾や賞状がいっぱいあった。
いろんな動物の剥製もあった。おじさんは「内緒だよん」て、俺に散弾銃の弾触らせてくれた事もあった。
外の犬小屋でビーグル犬3匹飼ってたからか、家の中も犬小屋の臭いがしてた。
時々、物干し竿に野兎や猪が吊るされてた。
K君が生まれる前、おじさん猟から帰った後高熱出して寝込んでたのに、夜中に「山芋掘りに行く」て
おばさんが止めるのも無視して、軽トラ飛ばして山へ。朝帰ってきて、それからまた寝込んだそうな。
軽トラの荷台には、土まみれの白骨死体のが載ってたとおばさんに聞いた。新聞に載ったそうな。
おじさんの本業は工務店の従業員で、ある日ビルの上から鉄筋が落ちて、おじさんの頭に直撃した。
頭蓋骨陥没、頚椎損傷、右肩と鎖骨骨折で、昏睡状態が続いてもうダメかと思われた。
が、奇跡的に持ち直して怪我も回復したとたん、すぐに猟に出かけたそうな。
K君の誕生日の前日、遊びに行くとおじさんがルンルンで大きな猪を捌いてた。
「明日はK君のお誕生日だから牡丹鍋だよん、良かったら食べにおいで」と言われたが、解体される猪と
その睾丸から滴り落ちる大量の精液に、吐き気がした。 牡丹鍋は辞退した。
次の日、母が買い物に行ってる間にK君に誕生日プレゼントを渡しに行こうと、玄関を出ると鍵を忘れて
たり、プレゼントを持ってなかったり、ストーブやコタツや風呂の水、ガスの元栓まで気になったり、と
何故か玄関を出る度に、家の事が気になる。を繰り返して、気がつくと1時間経ってたから開き直って、
外に出ると晴れてるのに急に土砂降りの雨が降ってきた
気にせず傘さしてK君の家を目指した瞬間に、
閃光と轟音、K君の家に雷が落ちた。すぐに雨は止んだ、ボーっと見てたら屋根から煙と炎が上がった。
消防車が来た頃、母が帰ってきたから説明すると母が「祟りやろ」と「ご先祖様がお前を守ってくれた」等
言っていた。 K君とは今でも友達だが、それ以来K君の家には行ってない。